アメリカ カリフォルニア

トゥルー・ミス

エレガンスという名に相応しい日系4世の匠が手掛ける「モダンカリフォルニア」

500 Redwood Blvd Suite 200 Novato CA 94947 USA

冷涼産地エドナ・ヴァレー&注目産地パソ・ロブレスから生まれる「モダンカリフォルニア」

冷涼産地エドナ・ヴァレー&注目産地パソ・ロブレスから生まれる「モダンカリフォルニア」

トゥルー・ミスはカリフォルニア州、セントラル・コーストの沿岸部サン・ルイス・オビスポ郡の冷涼産地「エドナ・ヴァレー」、そして温暖な気候と寒暖差を持つ銘醸地「パソ・ロブレス」の二つのサブリージョンからテロワールを表現したピュアで上質なワインを生み出す生産者です。
その歴史は1970年代、未開発の海岸地域「エドナ・ヴァレー」の潜在的な価値を見抜いたニーヴン一家がブドウ農園を始めたことに遡ります。創設者のキャサリン・ニーヴン氏は、エドナ・ヴァレーで最初に自分のぶどう畑を植えた女性でもあり、サン・ルイス・オビスポ郡でシャルドネ、スパークリングワインを製造する初の女性商業ワイン生産者でもありました。
そして2012年にブランドを一新し「トゥルー・ミス」ブランドを立ち上げ、カリフォルニア州中央部の海岸地域で育つ、上質なブドウを使用したモダンスタイルなカリフォルニアワインを世に送り出してきました。

日系4世のベテラン醸造家

日系4世のベテラン醸造家

写真:醸造家 ロブ・タキガワ氏

トゥルー・ミスのワインを手掛けるのは、日系人醸造家のロブ・タキガワ氏です。この地で20年以上の経験を持つ、産地の特性を熟知したベテランの醸造家で、ワイン愛好家が求めるスタイルに目を向け、カリフォルニアの醍醐味である果実味と繊細さを両立させた、飲みごたえのあるワインを生み出しています。

ラベルに用いられるモナーク蝶

ラベルに用いられるモナーク蝶

ワインラベルに用いられる蝶のモチーフは、カナダからメキシコまで4000kmを旅する“渡り蝶”モナーク蝶です。モナーク蝶は、自然界で重要な花粉の媒介者であり、寒冷な北アメリカの冬から逃れるために毎年冬に飛来します。トゥルー・ミスの栽培地に近いピスモステートビーチに集う蝶は10,000匹以上にも及び、ブドウ畑では生態系の維持に欠かせない受粉者として重要な役割を果たしています。
トゥルー・ミスでは、この畑を取り巻く豊かな地域環境の鍵となる蝶の存在を大切にし、またその環境を守ることを約束するワイナリーの姿勢を表すため、モナーク蝶をブランドの象徴としてラベルに使用しています。

成長を続けるパソ・ロブレス

成長を続けるパソ・ロブレス

パソ・ロブレスは、米国で最も急速に成長しているワイン産地として2023年USトゥデイで評価された注目のワイン産地です。(第一位)
パソ・ロブレスは、カリフォルニア州のセントラルコースト、サン・ルイス・オビスポ郡北部、ロサンゼルスとサンフランシスコの中間地点、モントレーとサンタ・バーバラのワイン産地の中間に位置し標高は213m~731mと異なります。
【気候】
ボルドー品種やシラーの栽培で定評のある銘醸地で温暖ですが、カリフォルニアの他の産地と比較しても、その日較差は10℃と最も大きく、結果バランスの取れた酸が保たれ、ブドウがゆっくりと熟すことから、ブドウ樹は理想的な成熟を迎える事が出来ます。
【土壌】
パソ・ロブレスには珍しいほど多くの石灰質土壌があり、pH値が高い特徴があります。これはカベルネにとって非常に適すとされています。また、風化した花崗岩、海成堆積岩、砂岩も存在し、A.V.A内には45以上の異なる土壌が存在します。

トゥルー・ミスのカベルネは、主にアーバックル、ポジタス、サン・イシドロという3つの土壌タイプで育てられています。これらは深く水はけのよい土壌で、砂利を含む異なる形状の砂質ローム土壌から成ります。
トゥルー・ミスのカベルネ・ソーヴィニヨンはパソ・ロブレスのブドウの他、冷涼なエドナ・ヴァレーのシラーとプティット・シラーもブレンドして生み出されています。
濃厚な果実の深みと旨味、シラーがもたらすジューシーかつエレガントな質感、更にはこなれた美しい樽のニュアンスを持つ優れたワインとなっています。

沿岸部サン・ルイス・オビスポ・コースト

沿岸部サン・ルイス・オビスポ・コースト

サン・ルイス・オビスポ・コースト(SLOコースト)は、太平洋からの距離が2.3-5.6kmとカリフォルニアA.V.A.内で最も沿岸部に近いワイン産地です。太平洋の影響を受ける事から非常に涼しい気候を有し、2022年にA.V.Aとして新しく認められました。特にピノ・ノワールにとって理想的な産地として注目されています。
産地はサンタ・バーバラ郡とモンテレー郡の境界からモンテレー郡線まで広がり、太平洋とサンタルシア山脈に囲まれており、沿岸気候と海沿いの土壌を反映した、活気とエレガンスを兼ね備えた美しいワインが生みだされています。
【気候】
SLOコーストはサンタルシア山脈と海洋の間に閉じ込められる形で涼しい気温、強風、霧の影響を受けます。
【土壌】
化石化した貝殻、シェール、砂などの多様な海洋地形が存在し、冷涼な沿岸気候の効果もあり世界で最もブドウの成長期間が長い産地です。

シャルドネの収穫は11月。エドナ・ヴァレー

シャルドネの収穫は11月。エドナ・ヴァレー

サン・ルイス・オビスポ郡沿岸部に位置するエドナ・ヴァレーは南オレゴン大学の研究によると、カリフォルニア州全体で最も涼しい栽培地域となっています。太平洋からわずか8.7km、海から小さな丘を一つ越えたところに位置し、沿岸部特有の冷涼な気候の影響を受ける事からシャルドネの発芽は2月、収穫は11月と非常に長い生育期間を有すことで知られています。
【土壌】
太平洋から直接伸びる横断谷に広がるブドウ畑の土壌は、粘土、火山の残骸、海洋堆積物を含みます。
【気候】
トゥルー・ミスのブドウ畑は産地の中では南部に位置し、穏やかな冬により早い成長期をもたらしてくれますが、夏の冷たい霧と風の影響により、生育期間を通してを気温は涼しく保たれています。(一日の中で最も暖かい時間は霧が消え、沿岸の風が吹く前の12時前後のわずか1?2時間程度と大変短い)
涼しい沿岸部の気候とユニークな土壌の組み合わせにより、非常に長い成長期が必要になりますが、気候が安定していることからブドウはその構造と味わいが理想的な熟度を迎えるまで収穫を待つことができ、毎年安定して高い品質のブドウが収穫されます。

サステナブル農法「SIP」を実践

サステナブル農法「SIP」を実践

トゥルー・ミスでは持続可能な農法であるSIP認定を取得し、SIPが定める「人々、地球、繁栄」という3つの要素を厳格に守りブドウ栽培を行っています。SIP認定では自然資源と人々の保護を両立させることを目指しており、生息地、水、エネルギー、土壌、リサイクル、空気、包装、害虫管理、社会的公正、事業管理などに関する、測定可能な包括的な一連の企業活動を規定しており、トゥルー・ミスでは原料としているブドウ畑は、ブドウ畑の持続可能性だけでなく、従業員やコミュニティとの文化的な取り組みを重視する厳格な基準に従っています。その中でも土壌や空気の質に影響を与えない栽培を実践する事を最優先事項とし、生態系の保護を目的に周辺コミュニティとも連携し、非栽培地の維持にも取り組んでいます。
【SIP認証7つの約束】
1.社会的責任 - 競争力のある賃金、医療保険、トレーニング、教育
2.水管理 - ブドウ畑や醸造所での水の削減/再利用
3.安全な害虫管理 - 有益な昆虫の導入、猛禽を引き寄せ、ブドウ畑を健康に保つために植物を豊かにする被覆作物の栽培
4.エネルギー効率 - 太陽光や風などの代替燃料やエネルギー源の利用、トラクターの使用を最小限に抑える、醸造所の断熱を向上
5.生息地 - 野生動物の回廊を作り、オープンスペースの保存
6.ビジネス - 倫理的なビジネスの実践、従業員やコミュニティへの思いやりと尊重

7.常に進化 - 新しい科学、技術、研究とその実践、進化

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公開日 :
2024/02/26
更新日 :
2024/02/26

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